【孤児院訪問・メダンの中華系】中華系インドネシア人が多いメダンで思うこと。
こんにちは。
1月もあと2日。
ここスマトラ島メダンは、早くも乾期入りしたようです。
「あ、こんなに乾期って暑かったんだ…」と嘆いています。
先週の土曜日は、中国系インドネシア人の友だちの誕生日。
そんな誕生日に、彼女は家族や友だちと「孤児院」を訪れ、ご飯やお菓子をプレゼントするということで参加させてもらいました。
初めての孤児院訪問
孤児院には小学生から高校生まで約100人の子ども達が暮らしています。
僕たちが到着すると、素敵な歌のプレゼントでお迎えしてくれました。
ご飯やお菓子をもらった子ども達は、とっても嬉しそうに食べていました。
※プレゼントを手渡す友だち。
日本人だというと、恥ずかしそうに知っている日本語を話してくれる子ども達もいました。
今回は特に環境教育や日本の紹介は出来ませんでしたが、今後また訪れたい場所になりました。
貧富の差が激しいメダンだからこそ、異文化に触れる機会の少ないこの子ども達ともっと繋がりたいなと。
「中国系インドネシア人」について
メダンはオランダ植民地時代から貿易で栄えた街。
オランダ植民地時代には、商売人として多くの中国人が移民しました。
現在もメダンの約20%は中華系。
インドネシアで最も中国系が多い街とも言われています。
※Tjong a Fieというメダンの中国系富豪の家。現在は中を見学出来る観光施設となっています。
街には中華系の人が多く住む、中華街が何カ所かあります。
中華街では美味しい中華料理が食べられるので、かなりありがたい存在です。
※街のいたるところに中華料理店が!庶民派の店から高級店まで様々です。もちろん豚肉も!
中華系の人々は商売に長けているため、裕福な人が多いのも現実です。
市内の高級モールは中華系の人々がたくさんです。
特に旧正月前の今の時期は、ここは中国かと言わんばかりの旧正月ムードです。
※よく行くスーパーでは旧正月グッツコーナーが出来ています。音楽もクリスマスソングから中国の曲に♪
中華系の人々は裕福な人が多く、またホッケン語と呼ばれるメダン中国語を使っているため、他の民族からは中華系に対して良くない話もよく聞きます。
確かに問題があることもありますが、今回孤児院に寄附した友だちのように心優しい人もたくさんいます。
実際これまでメダンで出会った中華系インドネシア人で、悪い人はいませんでした。
何が言いたいのか…
長々と書きましたが、言いたいのは
「民族や人種に関係なくいい人と、そうでない人はいる」
ということです。
だから中華系だからといって、色眼鏡でみるのはやめようと思います。
中華系、ジャワ人、バタック人、インド人、アラブ人などたくさんの民族が暮らすメダン。
日本にはない「異文化」を楽しみたいと思います。