【環境イベント】環境キャンプ
こんにちは。
今回は、先週行われた配属先主催のイベントの様子を紹介します。
州内環境教育のいちだいイベント
先週3日間に渡ってメダン近くのブラスタギという地区で、「Jambore」というイベントが行われました。
このイベントは州内の子ども達を対象に、一年に一度配属先が主催するもの。
内容はこんな感じ…。
・キャンプ
・環境に関する大会(クイズ、絵、プレゼンテーション、スピーチなど)
・体操
・レクリエーション
・ラッキードロー
など。
このイベントに、200人ほどの子ども達が集結。
昨年に続き、僕も実行委員として参加しました。
問題がたくさん。
毎度のことながら、こちらのイベントには問題がつきものです。
①会場への道が大渋滞
会場のブラスタギはメダンから2時間程度。
ところがイベント当日は事故により大渋滞。
出発前からみんな
「あっちの道からいこう」
「いや、こっちの道だ」
「早く早く」
など朝から大声で大混乱。
結局7時間もかかって会場についたため、イベント開始も遅れ…。
ぐだぐだのスタートです。
②弁当が足りない
これが一番の問題。
去年もそうでしたが、今年も弁当が足りません。
「どこの学校が弁当を持っていった?」
「まだもらってないって」
「なんで無いんだ!」
なんて感じで、大混乱。
結局実行委員は毎回弁当が足りず、半日遅れくらいで食べるというルーティーン。
食が第一のインドネシア人。
弁当が足りないので、毎回険悪なムードになりました。
③忙しい人と暇な人の差が半端ない
いつもの業務でも言える事ですが、忙しい人はめちゃくちゃ忙しい。
でも何もしない人は、何もしない。
それでも仕事を分担しようとしないのが不思議です。
④配属部署の人間関係
今回のイベントでは配属部署の民族間(宗教)の溝が、よく現れました。
というのも配属部署は、クリスチャンとムスリムが半々ほど。
表面上は仲良くしていますが、やはり習慣や考え方が違うのです。
今回のイベントでも、そんな溝がいたるところで見られました。
改めてメダンの複雑な民族事情を感じました。
⑤配属部署の環境意識の低さ
一番の問題とも言えるのが、配属部署スタッフの環境意識の低さ。
スタッフ部屋の前は、ゴミが散らかっています…。
張り紙を作ったり、リーダーに話したものの、みんなゴミどころではないと言った感じ…。
特に男性スタッフの環境意識の低さは問題です。
注意しても平気で吸い殻を捨て…。
子ども達は出来ているのに…。
僕で4代目の協力隊なのに…。
大人の習慣を変えるって難しい…。
この他にも「音響担当が来ない」とか「表彰式の準備が出来ていない」
など日本人からすると、かなり問題だらけのイベントです。
でもいいことも
こんな感じでかなりストレスなイベントでしたが、良い事もありました。
イベントが開催されたブラスタギは高地にあるため、朝晩は冷え込みます。
すごく寒くて、ジャケットが必要なほど。
でも僕は日本からジャケットを持ってこず…。
「寒いな」と思っていると、同僚がジャケットを貸してくれました。
聞くと僕がジャケットを持っていないだろうと思って、家から持って来てくれたんだとか。
心が温まりました。
またハングリーな状況を共にしたので、同僚との距離も縮まりました。
こんなイベントでしたが、無事終了し迎えた月曜日。
みんな疲れているのか、事務所に人はまばら…。
同僚が「疲れているから、さあ帰ろう」と言い出す正午のインドネシア。
平和な一日です。