【スマトラ旅行】世界一大きな花が見られる「バトゥカタック(Batu Katak)」
こんにちは。
クリスマスも終わり、今年も残り僅か。
日本は忙しい時期ですが、こちらは特に変わらないゆったりした毎日です。
今回は先日行った「バトゥカタック」の紹介。
ブキットラワン近くの村「バトゥカタック」
先日外国人の友達から、「すごく良い場所発見したよ」とメッセージが!
早速行ってみる事にしました。
その名も「バトゥカタック(Batu Katak)」
カエルの石と言う名前の村です。
メダンからは車で約3時間。
ブキットラワンへ行く手前の街「Bohorok」で左折し、30分ほどで到着です。
安宿や食堂もばっちりあります。
この村の周辺の山では、世界一多きな花「ショクダイオオコンニャク」Amorphophallus titanum を観察する事が出来ます。
※時期によってはラフレシアも!
ショクダイオオコンニャクを求めて
このバトゥカタックを拠点に、ショクダイオオコンニャクを見るためのトレッキングに出発です。
ウィキペディアによると、2年に2日しか開花しないというこの花。
ガイドのJoeとジャングルを探索します。
国立公園外ではあるものの、植生が豊かで独自の植物がたくさんあります。
歩く事1時間。
やっとで見つける事が出来ました。
これは開花して4日ほど。
ちょっと枯れかけですが、しっかり咲いています。
これが数日でこんな感じになるんだとか。
枯れた花はイノシシの好物らしいです。
そして2つ目も発見。
こちらは、まだつぼみ。
つぼみも大きくて綺麗です。
スマトラにしかないこの花。
帰国前に見られて、本当によかった〜。
この村のこと。
ガイドのJoeは植物の話はもちろん、この村の事も教えてくれました。
「10年前この村の村民の多くが密猟や違法伐採をしていた。僕のお父さんもね。
違法伐採された木の多くは、日本にも輸出され…。
当時は目の前の生活を成り立たせるため、自然破壊も当たり前だったんだ。」
そこに、国立公園のレンジャーがやって来たのが2011年。
「このままでは木がなくなってします。森を生かした観光で生計を立てよう」
そこから、この村のエコツーリズムが始まりました。
始めは村人も反対する人も多かったようですが、近くのブキットラワンやタンカハンのエコツーリズムを参考に、この村にもゆっくり観光客が増えているようです。
ツアー料金の一部が村の子ども達の英語学校や地域保全に使われ、今では多くの村人が恩恵を受けられるようになりました。
ゴミ問題に代表されるツーリズムの負の側面もありますが、森と人間が共存出来るよう模索するこの村の将来が楽しみです。
1月か2月頃には、有名な「ラフレシア」が開花予定とのこと。
ぜひもう一度訪問したいと思います。
お隣のブキットラワンやタンカハンの記事はこちら。